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2007年06月17日

国家予算/決算と法案を考える全国納税者ネットワーク構想

1996年だか1998年だったかに書いたものをここに掲載します。

★ 国家予算/決算と法案を考える全国納税者ネットワーク構想

私は国家予算/決算と法案を考える全国納税者ネットワークの設立を呼び掛けています。
このネットワークは、現在社会の様々な課題を横軸でとらえ、関連する省庁や予算の項目ごとに<編集>しようとするものです。

■ わたし・たちの社会のさまざまな課題を関係省庁+国会の委員会ごとに<編集>する

● 国会の運営や設備について→議院運営委員会

● 警察の人権侵害、男女共同参画、NPO法など→内閣委員会

● 地方自治、電波や電気通信事業、郵政、情報公開法など→総務委員会

● ODA、イラク、アフガン等、在日米軍基地など→外交防衛委員会

● 難民、出入国管理、少年院、人権擁護、死刑廃止など→法務委員会

● 教育、科学技術、文化財保護政策など→文部科学省→文教科学委員会

● 保育所、年金、保険、食品衛生、薬害など→厚生労働省→厚生労働委員会

● エネルギー政策、輸出入管理、脱原発など→経済産業省→経済産業委員会

● 土地・住宅政策、道路、港湾、空港、脱ダムなど→国土交通委員会

● 農業用水の治水目的のダム問題など→農林水産省→農林水産委員会

● 環境問題→環境委員会

● 銀行、保険、証券会社の検査・監督など→金融庁→財政金融委員会

● 予算案 →財務省→予算委員会

具体的には、様々な分野で活動しておられるNGOの代表者などを、省庁ウォッチャーとして、パネリストとして、また機関誌の執筆人に迎え、問題提起していきます。

また、納税者ネットワークは、様々なNGO間の連絡協議会的な役割を担うことによって、これまで個々のNGOがばらばらに行っていた、あるいは取り組めなかった国の予算、決算および財政投融資へのオンブズマン活動、予算修正の動議を国会へ提出させるロビー活動、「市民」=議員立法を国会へ提出させるロビー活動、請願署名を広げるための情報交換などの共闘化をはかりながら、総合的な政策立案提言型のNGOとして超党派でロビー活動を展開したい、と思います。

戦略として、国の予算と決算という銭金の流れと、行政や企業の仕事のルールとなる、法律という「大皿」を結集軸に、分野の異なる様々な課題に取り組むNGOが、それぞれの独立性は保ちながら結集するネットワーク構想です。
そして運動の裾野を広げ、大衆的大運動に発展していく仕掛けを創っていきたいのです。

そろそろ<いのち>という事の本質をコンセプトに据えて獲得できる市民運動の参加者のひろがり、マーケットには限界があるとみたほうが賢明なのではないか?
官僚に情報公開をせまり、科学技術論争を挑むことが主流の市民運動では話が難しくて、少数先鋭になりがちで、議会を動かせる程の大衆的大運動に発展しにくいのではないか?
このままでは、最も熱心に政治に関心を持っているのは利権者集団ということで、HIVなどの薬害や公共事業による環境破壊などは何度も繰り返されるのではないか?
納税者というキーワードは、「税金の使い途は納税者が主体的に決めよう」というメッセージであるとともに、地球環境、市民、労働者といったキーワードでは心に響かない人も参加できる、納税者ではあるが有権者ではない立場の人(在日外国人、子ども)も参加できるキーワードとして掲げました。
財政学や法律学を勉強している学生や院生の人には特に、ぜひ活躍の舞台としてスタッフに加わっていただきたいと願っています。
世界自然保護基金、グリーンピース、地球の友のように、ボランタリーではあるが、有償のスタッフが何十人もいるNGO/NPOに成長することを願って、仲間を募集します。

国家予算/決算と法案を考える全国納税者ネットワーク
設立呼び掛け人:関 義友
e-mail:benetoncondom@hotmail.com

■ 賛同呼びかけ人

きくちゆみ(グローバルピースキャンペーン)
堀越由美子(RestaurantBar「若松」女将)
竹重さ夜子( NPO法人 懐かしい未来

■ 賛同呼びかけ人に名前を連ねていただける方も募集しています。

例)○○美子(キャバクラ嬢)、照焼伊藤(著述業)、残業嫌子(銀行員) 、○米みそ子(主婦)、四角四面(弁護士/人権問題を考える○○市民の会) 、○×○子(税理士/市民オンブズマンなんちゃら)、髪野毛染男(美容師)

※本名(お仕事/主に活動しているネットワークなどがあれば、その名称) このような形でWeb-siteやビラに掲載させていただきます。
団体としての賛同ではありませんので、組織内で協議していただく必要はないと思います。


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Posted by 関組長 at 20:00 │組織論